将軍ツアーは、海外でも人気を誇っている将軍・幕府の歴史と古都京都を結びつける重要な名所を巡るツアーです。金閣寺近辺から出発するこのツアーは、メジャーな金閣寺や二条城に加え、住宅街にひっそりと佇む等持院など、ユニークなスポットも訪れます。
ユネスコ世界文化遺産に登録されている鹿苑寺（通称・金閣寺）は、室町時代に足利義満が別荘として建てた北山殿の一部で、当時の政治の中心地であり、北山文化の発祥地でもありました。金箔で覆われたこの美しい建築は、まさに京都を象徴する最も有名な名所の一つです。
等持院は、閑静な住宅街に建つ足利将軍家の菩提寺であり、賑やかな金閣寺とは対照的な静寂の場所です。禅寺らしい落ち着いた雰囲気の中、名勝庭園を眺めながら抹茶を楽しむには絶好のスポットです。
二条城は、平安京に建てられた唯一の城で、徳川幕府の拠点として、また大政奉還が行われた場所としても有名です。
ツアーの終了場所は、京都駅西側に位置する京都駅サイクルターミナルとなります。
集合場所：京都市バス/わら天神前停留所（ 集合後 、サイクルパーキングへご案内いたします）
わら天神前停留所
Golden Templeとして世界的に有名な金閣寺は、室町時代3代将軍義満が1397年に建てた別荘でした。そして義満の死後、遺言により足利義持が禅刹のお寺に改め、現在に至っています。金閣とは、鏡湖池に浮かぶ金箔の三層の楼閣。北山文化の遺構としては唯一のものでしたが、1950年の放火により焼失。5年後に再建されました。以降、外側を金箔に張り替えるなど、金色に輝く美しさを保つために補修が続けられ、今に至ります。
庭園内を順路に沿って歩いていくと、義満が茶の湯に使った銀下泉や、南天の床柱とハギの棚で知られる数寄屋造りの茶室・夕佳亭がみられます。建築美と庭園美が見事に一体化しているこの境内からは、北山文化の面影がうかがえます。
金閣寺と竜安寺を結ぶ賑やかな「きぬかけの道」から一筋入ったところにひっそりと建つ等持院は、室町時代を制覇した足利将軍家の菩提寺で、歴代将軍の木像が祀られています。開山は天龍寺や西芳寺の庭園を設計したことで知られる夢窓疎石。京都市指定の名勝となっている方丈前の庭園には、初代将軍足利将軍尊の墓が置かれています。
京都のシンボルのひとつである二条城は、1603年関ヶ原の戦い終了後、徳川家康が上洛の際の宿所として建築されました。以降、日本史においてしばしば重要な舞台となり、1867年の大政奉還もここで行われました。
現在の規模は当時と比べ大幅に縮小されてはいるものの、二条城は、今なお当時の威厳をとどめ続けています。
解散